こんにちは、現役国立医学部生のたくみです
「英単語は覚えた。文法もある程度わかる。それでも英語長文が読めない…」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。実はその原因、多くの場合「構文(英文の骨組み)を正確に捉えられていない」ことにあります。
今回ご紹介する『基本はここだ』は、まさにそんな人に向けた、構文力・英文解釈力の土台を固めるための参考書です。
この記事では、
英文解釈入門として定評のある『基本はここだ』の特徴・レベル・効果的な使い方
を徹底的に解説していきます。ぜひ最後まで見てみてください。
✅ 『基本はここだ』とは?──英文解釈の「超基礎固め」教材
『基本はここだ』は、英文解釈の力をゼロから育てたい人向けに作られた構文読解用参考書です。
多くの受験生がつまずく「英文の構造把握」にフォーカスし、英語長文読解のための“目の付けどころ”を丁寧に教えてくれます。
🌟 特徴①:SVOCから始める、構文の基本トレーニング
本書の大きな特徴は、「SVOCの識別」や「修飾語の位置」など、英文の構造そのものに徹底的にこだわっていること。
たとえば、
- どこが主語で、どこが動詞か
- 関係詞は何を修飾しているか
といった、構文読解の最初の一歩を視覚的に、かつ論理的に学べる構成になっています。
🌟 特徴②:短くシンプルな例文で“構文目線”を養う
難しい構文や長文にいきなり取り組んでしまうと、「なんとなく読んだつもり」で終わってしまいがち。
『基本はここだ』では、扱う英文が1文ずつとても短く、構造を捉えやすいため、解釈の力を丁寧に育てていくことができます。
例)
The boy who is playing soccer is my brother.
このような文を、「主語はどこ?」「whoは何にかかる?」と分析する練習を繰り返すことで、英語長文にも強くなっていきます。
🌟 特徴③:文法と読解をつなぐ“かけ橋”として優秀
「英文法の勉強は一通り終えたけど、長文になると手が出ない…」
そんな状態の人にこそ使ってほしいのが『基本はここだ』です。
文法の知識を実際の読解でどう活かすかを、
- 解釈プロセスの説明
- 和訳の根拠提示
を通して解説してくれるため、「わかる」から「読める」へと段階を踏んで成長できます。
📈 レベルと到達目標|偏差値で言うと45〜55
項目 | 内容 |
---|---|
対象者 | 英文解釈が初めて/構文に苦手意識のある人 |
偏差値目安 | 45〜55(共通テスト〜MARCH基礎) |
到達レベル | 構文を自力で把握し、意味を正確にとれる |
この参考書は、いわゆる「英文解釈の入門編」。『基礎英文解釈の技術100』に進む前の、“ゼロからスタート”用の一冊として位置づけるのが最適です。
基礎ができている人は以下の記事を見てみてください。
・英語長文が読めない人必見!基礎英文解釈の技術100で構文力が爆伸びする理由
📝 『基本はここだ』の効果的な使い方
ステップ①:構文分析を自力でやってみる
まずは1文を読んで、どこが主語・動詞なのかを自分で考えましょう。
いきなり和訳を見るのではなく、構造を“目で見て”把握することがポイントです。
ステップ②:解説と照らし合わせて理解する
構文を分析したあとは、解説ページを読みながら答え合わせ。
間違っていても大丈夫。「なぜそうなるか」を理解することが、次に活きます。
ステップ③:音読&暗唱で定着させる
英文は、構造がわかった後に音読すると理解が深まります
また、暗唱すると構文の知識を無意識化することができるので初めて読む英文でもスラスラ読めるようになります。
📚 どんな人におすすめ?
- 英語長文が苦手な高校生
- 共通テストレベルの英文に苦戦している受験生
- 一度英語から離れていた再受験生や社会人
- 『ポレポレ』や『英文解釈の技術』が難しく感じた人
📝 まとめ|“読む力”の第一歩は『基本はここだ』で
英語長文が読めるようになるには、構文の力が欠かせません。
そして構文の力を育てるには、「やさしい教材で、確実に身につける」ことが一番の近道です。
『基本はここだ』は、あなたが「英文が読めた!」という感覚を初めてつかむための1冊。
焦らず、丁寧に、そして確実に――。この参考書とともに、英語長文読解の世界への第一歩を踏み出してみてください。
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